
よくお問い合わせいただいてた、ぐるぐるボケ写真に使っていたレンズについて、書いてみることにしました。
今の所、ぐるぐるボケという観点からは、最強だと思っている Lomography New Petzval 55 mm f/1.7 MKII です。

オールドレンズではありませんが、およそ180年前の1840年頃にジョセフ・ペッツバール氏が開発したPetzvalというレンズのオマージュ?として、限りなくオリジナルに近い形で復刻しているシリーズということです。
ただ、こちらのレンズは、マウントもソニーEマウントだし、復刻版というには、現代的ですね。
さて、作例を見ていきましょう。
まずは、ぐるぐるボケが妙にしっくりくる、じきまるさんからです。

そして、確か初めて撮った時のがこれ。

この日は曇りで大した光源もありませんでしたが、構わずグルグル。

紅葉ともかなり相性が良いです。

続きまして、モデルは水瀬凛さん
やはり紅葉との相性がよい。

逆光との相性も良い感じです。

桜もやはり相性がよいシチュエーションの一つです。

夜の撮影ではこんな感じ。ピントがあっているところは非常にくっきりするところは現代風ですね。

つづきまして、モデルはセイナさん
木漏れ日や木の間の抜けもまた相性のよい背景の一つです

室内事例はこんな感じです。特にクセが強過ぎず、やや独特の雰囲気を出せます

つづきまして、桜事例をもうひとつ。めっちゃグルグルしてますね。
モデルはきむかなさんです。

つづきまして、モデルは、水無月いとさん
街中の事例です。そんなに特徴的な背景でなくても、独特の雰囲気は出せます。ちなみにこの日は曇りでした。

金網も雰囲気でますね。

そして、海の事例。この日も曇りでした。
モデルは、宮本はなさん

グルグルという感じではありませんが、単調になりがちな曇りの日の海に、独特の雰囲気、描写を与えてくれています。

ラストのモデルは、ゆうりさん
夜の撮影の事例です。このレンズは、複数用意されているプレートを使って、ボケの形を変えることができます。これは星型にしてみた例です。

もう一枚。

そしてハート型にしてみたのがこちらなのですが、あまりわかりやすいハートになりませんでした。。

Lomography New Petzval 55 mm f/1.7 MKIIは、オールドレンズのような強いクセを持ちながら、中央のピント面はクッキリ描写で、しかも、ミラーレスのマウントを持っているということで、デジタルで個性的な表現を求めている方にはもってこいなレンズだと思います。
ただ、クセが強過ぎて、使う場所を選ばないとなんだかわからない写真になったりするかもしれません。。