Leica Summarit(ズマリット) 50mm F1.5は、Leicaの中ではクセ玉と評され有名レンズであるにも関わらず、Leicaのレンズの中ではまあまあお手軽(お安く。今の時点ではですが。。)に入手することができるレンズです。
ちなみに、僕は、昔っからの自動車好きなんですが、どうしても王道は外したくなるタイプ。なので、今までもメルセデス、BMW、AUDIなどのドイツの王道メーカーはあえて選ばずに来ました(ちなみに、選ぶのはだいたいイタフラ車)。
そういう意味で、カメラでもLeicaは最後の最後まで選ばないつもりだったのですが、このSummaritはクセ玉ということで、どうしても使ってみたくなり、ヤフオクでポチッとしてしまいました。
Ernst Leitzの文字がかっこいいですね。

ちなみに僕が入手したSummarit(ズマリット)の個体は、LeicaMマウントではなくて、L39マウント。薄いマウントアダプターを使ってMマウントにしてカメラにつけています。

ただ、僕は今の段階では、このSummaritをポートレートにあまり使いこなせている自信がありません。そんな中での作例紹介をさせていただきます。カメラは全て、Sony α7シリーズです。
1枚目。Summaritの特徴の一つである虹色ゴースト。円全体が入る感じにはならず、その一部(曲線)が入るような感じが多い気がします(個体によるかもしれませんが。。)
モデルは、スズキアヤノさん。

慣れると逆光気味の状況で、意図的に入れることは難しくありません。
モデルは、IZUさん。

逆光の日の光があまり強くない場合は、このような少しベールがかかったような、滲み?を感じさせる光の描写になります。僕は好きな描写です。
モデルは、りんごさん。

一方、曇りの日は、どちらかというと、柔らかい感じにはなりますが、個性は控えめになります。
水彩画のような幻想的な雰囲気は醸し出せるかもしれません。
モデルは、じきまる。さん。

また、ポートレート以外での、僕の中でのSummaritを使った好みの撮り方として、マクロレンズ風に使うというのがあります。
もともと、最短撮影距離1mくらい(体感)のこのレンズですが、接写リングや、ヘリコイド付きアダプターを使えば、かなり寄ることができます。お花などを背景をぼかしながら撮影できるようになります。

色合いもいい感じです。

ネモフィラ。

フィルムで撮影した作例も2点ほど掲載させていただきます。スナップ的なものですが。。光が繊細に描写されるところは同じだと思いました。


Leica Summarit(ズマリット) 50mm F1.5は、確かに評判通りのクセ玉で、現代レンズには無い描写を楽しむことができます。
ポートレートはもちろんですが、お花やその他の植物、緑のある風景等を撮影しても楽しいかもしれません。
でも自分としては、まだもうちょっと使い込んで、個性や良さを引き出してやりたいところだと感じています。
今後も精進します。