Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8は、1952年製造開始の大昔のレンズです。
Carl Zeiss Jena(カール・ツァイス・イエナ)は、東ドイツの会社で、Carl Zeiss自体が第二次世界大戦後に東西ドイツに別れちゃったそうな。。(そういえば、昔はドイツは西と東にわかれてたよなと改めて思い出したり)。

Carl Zeiss Jena Flektogon 35mmは、初代のシルバー鏡胴、2代目のゼブラ鏡胴、3代目の黒鏡胴(F2.4)があります。
解放F値でいくと、F2.4の3代目にも惹かれますが、せっかくオールドレンズを買うのだから、古いのいっとこと思って、シルバーの初代をポチりました。
でも、実物が来たら驚きの「エキザクタマウント」!急いでマウントアダプターを買いました。
そして困ったのが、レンズの裏蓋。マジでエキザクタマウント用のものが売ってない。。ということで、マウントアダプターは付けっ放しで保管をすることになりました。
では、例によって作例を見ていきましょう。
まずは、浴衣の作例から。モデル ゆうりさん。

うすーく、フワーッとなります。

レトロ感や幻想的な感じは出ます。

Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8は、35mmでF2.8なので、まあまあワイドな画角なのにボケもあるのが嬉しい。

続いては、森の中のような公園の作例です。
モデル 水無月いとさん

やや薄曇りの天気でしたが、色鉛筆とかで描いたかのような絵画風の描写になりました。

Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8は、描写が薄いので、濃い色を混ぜると良いかもしれないですね。

二眼レフも似合いすぎる描写です。

60年代ムービーのような。

Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8は、普通に撮影するだけで、レトロでうすーくと幻想的な空気感の描写になるレンズです。
かなり好みは別れるとは思いますが、このような描写ができるレンズはかなり希少であることも事実だと思いますので、本当に出逢えてよかった一本です。