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ニコン AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G は今使ってみるとどうなのか?

いまさらながらAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gを購入して使ってみました。そこに至った経緯と作例などを含めて書いてみたいと思います。

この写真は、Nikon Dfにつけたものです。Dfがクラシックな佇まいな一方、58mm F1.4は現代的な形をしているので、見栄えはイマイチですね。

 

さて、僕がこの NIKKOR 58mm f/1.4Gを欲しくなってしまった訳ですが、それは、最近使っている最新型レンズ RF50mmF1.2やRF85mmF1.2などの写りが隙が無さ過ぎて、困ってしまっていました。。

 

僕はこのインタビュー記事にも書いているとおり、Lomographyの「完璧な写真にさよなら!」という言葉が大好きです。

 

プロの仕事の成果物は完璧に越したことは無いと思います。でも、自分の作品撮りは、完璧な必要はありません。いや、むしろ完璧でないところにこそ、個性が出るのではないかと思っています。

 

昨今の、例えば、CanonのLレンズをR5につけて撮ると、それこそ初めてカメラを触るような人でも構図さえ決まれば美しい写真が撮れるでしょう。

(構図力は最近みんなスマフォで写真を撮るので、普段から鍛えられているはず)

 

むしろ、そういう写真からどうやって離れていくかを考え始めました。

以前はもっと古い、TakumarやPlanar(所謂オールドレンズ)を使っていましたが、最近の好みはもうちょい、はっきり映る方が好き。ということで、ちょい古レンズを物色してみることにしました。

 

あれこれWebで探していたところ、このレンズの描写は柔らか系という感じを受けたので、興味を持ちました。また、2013年の発売時はそれなりにニコンの気合いが入っているようにも感じましたので手に入れて使ってみることにしました。

 

ノクトニッコールの技術が継承されているような触れ込みにも背中を押されました。

 

ポチッ。

 

ということで、作例にいってみましょう。ポートレート作例中心になります。

 

まずは、Dfで撮ったもの。色のりも良く、光の陰影もいい感じで、ボケ味もいいですね。

 

モデル:みらのさん

逆光ですが、めちゃめちゃフレアが出るわけでは無いものの、最新レンズのように全く出ないわけでもなく、ややふわっとした感じが出ます。

さて、次はR5に装着して撮影してみたものになります。

 

ふわっとした感じの描写がとってもいいですね。

 

モデル:セイナさん

赤とかはきっちり色のりする感じです。

 

でも、くっきり一辺倒ではない感じがしますね。

こちらは背景のボケ具合がとっても好きな写真。光のふわっと感が出ていると思います。

フィルターなどは使っていません。

 

モデル: きむかなさん

こちらも背景ボケが好きな1枚。この優しい色合いがなんとも言えないですね。

さて、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gについて、作例も含めて思うことを書いてみました。

 

と、ここまでべた褒めしておきながら、実は、このレンズは手放す予定です。

 

入れ替わりで、Otus 55mm F1.4がやってきました。AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gを購入した時に散々迷ったものです。まずは価格がこなれているので、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gを入手しましたが、どうしてもOtusが頭から離れませんでした。Fマウントの標準レンズ、2本は要らんかな?ということで、入れ替えとなりました。

 

でもこの記事を書きながら、とっても後ろ髪をひかれています。。うぅ。

 

まだ、Otusは1枚も撮ってませんが、また、この場でも作例など投稿したいと思います。

 

まだまだ、旅の途中ですね。