2021年頃に使っていたFUJIFILM GFX50R。あまり馴染む前に手放ししまいましたが、せっかく一時を過ごさせてもらったので、記事にしておきたいと思います。
X-Pro3とそっくりですが、左側がGFX 50R。しかし、X-Pro3はイケメンカメラだな。

下の写真、右の丸いのは車のブーストメーターです。カメラじゃ無いですよ。
実は、FUJIFILMさんとはお付き合いは自分としては長く、2013年にXを初めて購入した後、2016年頃から2018年ごろまで、X-Photographerを担当していました。個展も何度か開催していただいたし、XのFacebookのも連載させていただいていました。デジタルカメラマガジンにXのレビュー書いたり、日本カメラムックに書いたり、広告にも採用されました(今のところ、あのころが写真家人生のピーク)。
ただ、その後、2年間ほど写真活動をお休みする時に、X-Photograperは返上させていただいたのですが、活動復帰した後は、先方のご担当者の方も入れ替わられ、繋がりもすっかり途絶えてしまいました。これとこれはFUJIFILMさんとの最後のお仕事です。
また、いつか写真家として認知してもらえるよう、精進いたしますわ。
と、そんなこともあり、GFXとのつきあいは何となく気持ちが乗らず、あまり長続きしませんでしたが、フルサイズセンサーより大きなセンサーを持つ写りは、確かに説得力があるものだと思いました。

さて、それをお伝えできるかどうかわかりませんが、作例をご覧ください。GFX 50Rを使っている時はレンズは、 GF110mmF2 R LM WRとGF63mmF2.8 R WR、GF45mmF2.8 R WRの3本で頑張ってました。
モデル:ゆうりさん
レンズは、GF110mmF2 R LM WRです。奥行き感が出ますね。やはり。線路の石のつぶつぶがリアル。

また、GFXは縦横比が、4:3となっており、通常のフルサイズの3:2より、インスタグラム(5:4)に投稿する時に削るスペースが少ないというメリット(?)は感じました。

こちらは、GF45mmF2.8 R WRの作例です。

さすがFUJIFILM。色がなんか爽やかで綺麗。

当時のGFXには、明るい広角レンズがありませんでした(今も変わらずかな?)ので、必然的に、他社製レンズやオールドレンズの利用を考えることになります。いかにケラれが出ないレンズを探すかが1つのポイントでした。
こちらはケラれが少ないレンズの1つ、smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limitedで撮ったものです(色はちょっと盛ってます)。

GFレンズみたいにクッキリはしませんが、味わいは出ますし奥行き感はわかりますね。

逆光のふわふわ感もいい感じです。レンズは、GF110mmF2 R LM WR。
モデル:セイナさん

色合いも自然で良いですね。

次にピーカン屋外の作例です。午後の早い目で光の難しい時間帯でしたが、いい感じの描写となりました。
モデル:まおさん

こちらはやや逆光(陽はまだ高い頃)ぎみです。ふわっとしてますが、被写体はしっかり描写されています。

最後に、こちらが一番、GFXの活用が相応しいシュチュエーションだった気が。卒業式です。
自然な描写で、発色も爽やか。解像感もボケも豊かです。記念写真を撮るにはうってつけですね。

こちらも。GFXは、町の写真館に売れてそうなイメージですが、とってもよくわかります。撮る方も撮られる方も安心感がすごそう。

さて、GFXですが、こうやって見返してみると普通の写真を普通に綺麗に撮るには最高の選択肢の1つかもしれません。
自分の撮影の観点から言うと、フルサイズ換算35mmのレンズが結構メインだったりするので、広角の大口径レンズが無いことは痛いところです。GFレンズで、45mmF2とか作るとめっちゃ重くて高くなるんですかね。
最近は、フルサイズのカメラやレンズがバカ高くなってるので、GFXが割高な感じがなくなってきました。
この記事を書きながら、GFX 1台で写真生活するのも良いかも。。と妄想してしまいました。1億画素は流石に必要ないかなーと思うので、今買うなら手ぶれ補正のついたGFX50SIIですかね。
まだまだ旅の途中です。